建売住宅の購入を検討している方のなかには「購入してからどれくらいの期間住めるのだろう?」と疑問に思う方がいるかもしれません。
建物の構造によって寿命の長さは異なりますが、メンテナンスによって長く住み続けることができます。
この記事では、建売住宅の寿命の長さや、注文住宅との違い、必要なメンテナンスをご紹介します。
建売住宅の寿命の長さ
建売住宅とは、不動産会社が土地と建物を一緒に売りに出している住宅を指します。
一般的な建売住宅の寿命は、20~30年と言われています。
財務省が定めた「法定耐用年数」によると、木造・合成樹脂の住宅は耐用年数が22年、鉄筋コンクリート造 の耐用年数は47年です。
とはいえ、法定耐用年数は、建物の資産価値を示す法律上の基準です。
「法定耐用年数=建物の寿命」ではないため、これを過ぎたからと言って住宅に住めなくなるわけではありません。
メンテナンスを適切におこなっていれば、50~60年間住み続けられる場合もあるでしょう。
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建売住宅と注文住宅で寿命の長さは異なるのか
住宅の購入を検討している方のなかには「建売住宅よりも注文住宅のほうが寿命が長い」という噂を聞いたことがある方がいるかもしれません。
実際のところ、建売住宅も注文住宅も同じ「建築基準法」の下で建築されているため、両者で寿命の長さは変わりません。
また、どちらの住宅も「住宅品確法」で品質が保証されていることからも、寿命の長さに違いがないことがわかるでしょう。
2000年に定められた住宅品確法によると、住宅の引き渡しから10年以内に欠陥が見つかった場合は、無償で修繕可能です。
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建売住宅の寿命を延ばすためのメンテナンス
建物は定期的なメンテナンスによって、寿命を延ばすことができます。
建築から10年前後で必要なメンテナンスは「外壁・屋根の塗装」です。
屋根や外壁の塗装劣化を放置すると、雨漏りの原因になってしまいます。
雨漏りで建物内部の木材が腐ると、建物は耐久性を著しく損なうでしょう。
また、シロアリ被害の防止対策として「防蟻処理」が必要になるケースがあるかもしれません。
防蟻処理は、5年に1回程度おこなうと良いと言われています。
シロアリによる被害は、建物の倒壊に繋がる可能性があるため、しっかりおこないましょう。
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まとめ
建売住宅の寿命の長さは建物構造によって異なり、一般的には20~30年と言われています。
建売住宅と注文住宅は、どちらも同じ建築基準法・住宅品確法のもとに建築されているため、寿命は変わりません。
住宅の寿命を延ばすためにも、定期的な塗装や防蟻処理をおこないましょう。
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