「空き家を売りたい」と考えている方のなかには、現状のままで売却するか更地にして売却するか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回の記事ではそれぞれの特徴や、空き家の売却時にかかる費用、税金についてご紹介していきます。
現状のままで空き家を売りたい場合
築年数の古い現状のままの空き家のことを、「古家付き土地」と言います。
この場合、建物自体には価値はなく、土地のみの価格で空き家の売却をします。
現状のまま空き家を売却するメリットは以下のとおりです。
●家の解体費用がかからない
●固定資産税を安くできる
●買主が住宅ローンを利用できる
このように現状のままの空き家は、とくに準備をすることなく簡単に売り始めることができます。
また、現状のままの空き家であれば、土地のみの価格で売り出すことになります。
そのため、売主は建物に関して契約不適合責任が免除されるケースが多いのも特徴です。
しかし、現状のまま空き家を売る場合は買い手が付きにくい可能性があります。
建物が古すぎる場合などは注意するようにしましょう。
更地の状態で空き家を売りたい場合
更地の状態で空き家を売りたい場合は、更地にしたあとで土地として売却します。
家の状態が劣化していると家がないほうが高く売れることもあるため、家の状態に不安のある方は更地にして空き家を売るようにしましょう。
更地にして売却するメリットは以下のとおりです。
●流通性が高い
●土地の状態の確認がしやすい
●空き家を更地にして土地として売るため、買主が新築の建築を考えている場合、家のイメージをしやすいです。
また、更地にすることで土地の状態がわかりやすくなるため、買主の安心感につながります。
しかし、空き家を更地にする際には解体費用がかかってくるので注意しましょう。
更地にする際は、家の現状を吟味してから、決めることをおすすめします。
空き家を売りたい時にかかる費用や税金
空き家の売却にかかる費用や税金は以下のとおりです。
●譲渡所得税
●相続登記費用（相続したものの、名義変更を済ませていない場合）
●仲介手数料
●解体費用（更地にする場合）
このようにさまざまな費用がかかる点に注意しましょう。
まとめ
今回の記事では、空き家を現状のまま売却する場合と更地にして売却する場合の特徴をそれぞれご紹介しました。
空き家を売る際には、税金や解体費用などが発生します。
そのため、自分の家の状態を考え、更地にするのか現状のまま売却するのかを選ぶようにしましょう。
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